
阪神大震災から15年が経過しました。平成5年1月17日は私にとっても
一生忘れることの無い日だと思います。
大震災のあと何か神戸の人々に役立つことは出来ないかと考え、今思えば
それほど役立ったとも思えませんが、友人の歯科医師、出入りの業者さんに
「売れ残りの歯ブラシでいいから、神戸に届けよう!」と声をかけました。
結局、1万本近い歯ブラシが集まり、さまざまな方法で被災地に歯ブラシを
届けたことをつい最近のように思い出します。
道を一つ隔てただけで、全壊している家と、一部屋根が崩落しただけで済んだ
家との明暗が分かれている光景を目の当たりにし、「神様のいたずら
にしては、ひどすぎる」と世の中の理不尽さを感じたことも、はっきりと
記憶しています。
「今日の命は、明日の命を保障するものではない」当たり前のことを
強烈に感じました。
そんな想い入れがある、1月17日(日)の夜、テレビを見ていると
「巨人、阪神で活躍した小林繁氏が急逝」という衝撃的なニュースが
流れました。現在は、これまた私が大好きな日本ハムの投手コーチとして
活躍されている小林氏。江川との交換トレードで阪神にやってきた年には
22勝を挙げ、最多勝投手となった小林氏。明石屋さんまさんが、今の
人気者になるきっかけだと言えるのも、小林氏の形態模写でした。
温厚な性格で、ハンサムで、そして投手として勝利への強い執念を
むき出しにした投球、ファンの心を掴み、小林氏の阪神移籍をきっかけに
阪神ファンになった人もたくさんいたと思います。私は、間違いなく
その一人です。
そんな小林氏、何の兆候も無く、福井のご自宅で突然の死を迎えられました。
「今日の命は、明日の命を保障するものではない」
大切なひとには、「ありがとう」「愛しているよ」を常日頃から伝えなくては
ダメなんだと、強く感じた今年の1月17日でした。
みなさん、「ありがとう」「愛しているよ」を伝えていますか?
1月も半分が過ぎた。いろんな意味で変化はあった。
変化する時には、かならず「痛み」も伴うもの。いろんな「負」の副産物
も覚悟していたが、今のところ順調に推移している。「まずまず」だ。
しかし、この「まずまず」がくせもの。「変化させるぞ!」と意気込んでも
大抵の場合、モチベーションが下がり当初の「やるぞ!」の気持ちを維持
するのが大変になってくる。そんなとき「まずまず出来ている」という感覚
が存在すると、余計に最初の気持ちを維持するのには面倒だ。
私の愛読書「ビジョナリー・カンパニー2」にも書かれている「グッドは
グレートの最大の敵である」と。そこそこ良い経営が出来ていると感じている、
経営者ほど、そこからの飛躍が難しいと。
さて、どのようにここを乗り切るか?
本当にトップの力が試されるのは、ココからだ。
大学入試センター試験が、今日と明日の日程で行われる。全国で55万人の
受験生が試験に臨むそうだ。
その中には私の娘も含まれている。
私が「共通1次試験」(当時はそう呼ばれていた)を受験したのが、昭和
56年(1981年)だから29年前のこと。あの日も強烈に寒い日だった
ことを覚えている。今日も強い寒気団に日本列島は包まれ、日本海側の地方
では、大雪だと言う。大阪も非常に寒い朝を迎えた。18歳の少年、少女に
とっては、大きな関門だ。自分も緊張感で、潰されそうになりながら試験に
臨んだことを昨日のように覚えている。
そして、日本中が震えあがりそうな寒い朝に「いざ、試験に向かおう!」
という面持ちで身支度をする娘に「頑張って来いよ」の一言も掛けられなかった。
「東京の大学に行きたい」と打ち明けられたのが、4日前。関西の大学を
受験するものだとばかり思っていた自分には、まさに寝耳に水だった。
しかも東京の私立大学ばかりを3つ受験するという娘の告白に、全身から
力が抜けて行くのが分かった。
日頃から「エンパワーメント」を語っている者としては、こんなときに
辛い。確かに人間はすべてが別人格であり、親であろうが、子であろうが
いずれは別の人生を歩むもの、だから、サポートできることはあっても
コントロールすることは不可能である。分かっている。いやと言うほど
分かっている。しかし、期待するのも人間だ。
まだまだ人間として出来ていない自分を発見するには十分な、神様からの
啓示だ。「バチだ!」とすら感じた。
今、自分の周りにはたくさんの事が起こる。起こすべくして起こしている
こともあるが、予期せぬことも次々と起こる。ただし、それもきっと自分の
今までの行いが引き金となって私が「起こした」ことばかりなんだと思う。
違う結果を望むなら、違う行動を取らないとダメなんだろうと思う。
人間世界、難しいことの連続だ。まだまだ修行の連続だ。
「実力を出したら、大丈夫やぞ!」「心配すんなよ」「お前らしく、
伸び伸びと生きてくれたら、それでええからな。センター試験くらいで
人生決まるもんと違うぞ!」「東京へ行こうが、どこへ行こうが、お前は
俺の娘やから。いつでも応援してるで。」
明日の朝は、こう言って送りだしてやりたいと思う。もし、口で言うのが
無理なら、手紙を書いてやりたいと思う。
昨日の大相撲初場所3日目の取り組みで、大関魁皇が勝ち、通算幕内勝利数
で歴代1位の千代の富士を抜きました。
88年に初土俵、同期には引退した貴乃花、曙がいるというのですから、
魁皇関の相撲取りとしての寿命の長さには驚かされます。
また、彼が初めて幕内に上がったのは93年の夏場所(名古屋)だといいますから、
ちょうど私が開業の準備をしようと、縁もゆかりもなかったこの阿倍野区で
テナントを借り、内装工事をスタートさせ、スタッフの募集をし、着々と
準備を進めていた頃です。それから、あしかけ17年かけての大記録です。
本当に、スゴイことだと感じます。それまでの間、きっと辛いこと、辞めたい
と思うこと、体の故障、数えきれない位の困難を乗り越えて来られたのだと。
正直、最初は「地味な記録やな」「長いことやった、っていうだけ?」と
大横綱、千代の富士の記録が大関で優勝回数も5回しかない魁皇関に
抜かれることに、どこか違和感を感じていました。しかし、
私の診療所の歴史と同じ長さの間、幕内力士として土俵に立ち続けられた
ということを聞き、また一度も大関から陥落することなく君臨し続けて
いらっしゃることを聞き、本当に頭が下がる思いと、是非ともこれからも
勝利数を積み重ねて行って欲しいと感じました。
長い期間、努力を続けられるということが、人間にとって何よりも大切な
「才能」だとつくづく感じます。ひょっとすると、それ以外のことは
「才能」とは呼ばないのではないか、と最近は感じます。私が最も手に入れ
たい「才能」です。
謙虚で、明るくて、笑顔の絶えない大関魁皇は、地元福岡ではまさに英雄
だと言います。37歳という力士としては限界に近い?もしくは限界を
超えている魁皇の今後に注目したいと思います。
またまた、当院の理念をご披露します。あと2回くらいで最後まで到達
出来るだろうと思います。
ではまず、1月5日、仕事はじめの日に全スタッフに配布した
「2010年仕事始めにあたって」の文章をそのまま、転載します。
<学習する文化>
・毎日の仕事の中に、膨大な量の情報が潜んでいます。その情報から、必要な情報を取捨選択し、 謙虚な姿勢で受け入れる能力が、自分を高めようとする人には必要です。
・「言い訳をしない」文化、風土を根付かせたいと思います。出来ない理由を考え、並べ立てるよりも、「どうやったら出来るか?」を考える文化を根付かせたいと思います。
<公平性と透明性>
・医院経営に関する情報をすべて公開します。自分を取り巻く社会や組織が透明で、公平でない限り、人はいずれ「モチベーション」が下がります。現代(2010年)の日本が活力を失ったのは、まさに、ここに重大な原因があります。私たちは、すべての経営情報を公開します。そして、自分の置かれている状況を、自分でコントロールできると感じることができる組織を創ります。「言っても仕方がない」という言葉を根絶します。
・人が創ったルールを「守らされている」と感じるよりも、自分が創ったルールを自主的に「守っている」と感じることができたら、おそらく「心の疲労」は少なくなるでしょう。しかし、「責任感」は「心の疲労」とは反比例するように大きくなるでしょう。しかし、私たちは、そんな組織のあり方を選択します。
医療法人A&Dのビジョン 「2010年仕事始めにあたって」 より 一部転載
年明けから、ニュースを見ていて最も気にかかった出来事は
「公設派遣村で、全員に2万円支給直後、200名が姿消す」という
何とも、今のこの国のバカさ加減を象徴するような出来事でした。
One for All, All for one.
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」
という言葉がありますが、 one for all がきちんと守られてはじめて
ALL for one が成り立つということを忘れたら、世の中ガタガタになりますよね。
私たちは、すべての利害関係者(ステークホルダー)に対して、誠実でありたいと願っています。
そのためには、まず、つねに「学ぶ」姿勢を忘れないことだと考えています。
「歯科医師」「歯科衛生士」「歯科助手」「受付」として、日々仕事をする中で、
膨大な情報に囲まれています。それら情報は、最大の学習のリソース、成長の
ためのリソースであることを認識したうえで、常に謙虚な気持ちで学習し
続ける人となります。
「一人はみんなのために、みんなは一人のために。」
責任感のある文の里歯科クリニックを目指します。
ワイワイガヤガヤ! いつもニコニコ! そして「良い意味での厳しさ」
が理想の職場像です。