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独り言
ふだん、思い付いて書きとめたい事をそれとなく書いていきます。
2008/07/16

「夢」が持つ力

今年の10月1日で、開業してから15年を迎えます。

15年も経つとカルテ番号も1万2千に近づく勢いです。1万人以上の方々と関わりました。なかには、色んな方がいます。残念ながら亡くなった方もいます。

小さな命が失われ、悲しくて悲しくて胸が張り裂けそうになったこともあります。

小さな命を誕生させたあと、自分はその命と引き換えに天に召された私と同い年のお母さんがいました。その時も、運命の残酷さを感じました。今でも彼女の義理のお母さんは電車に1時間揺られて当院に通院してくださいます。「○○ちゃんが、『お母さん、あの歯医者さんは最高よ!』って言って教えてくれた歯科医院ですからね!」と

病気と向き合い、病気を克服された方からは、「生きるんだ」という意志の力がどれほどのエネルギーを持つかを教えられました。

さて、今日の朝、長女から相談を受けました。娘の中学時代の同級生についてです。

彼女は、トランポリンの選手で、中学時代に年齢別世界選手権で上位に入賞するという輝かしい成績を収め、将来のオリンピックを嘱望されていたような選手だったのです。そして、私達の医院にも10年前、7歳の時から通ってくれています。もちろんムシバゼロです。カムカムクラブの創成期からのメンバーです。

その彼女が今難病と闘っています。脳に腫瘍ができる病気ですが、世界的にみてもあまり例が無いようなケースで、医者も手をこまねいているという状態だそうです。抗がん剤による治療は、17歳の少女にはきつく、つらいものだと思います。

長女たちは、なんとか彼女を勇気付け、病気と闘う彼女を応援したいと考えたようです。

「お父さん、病気の子どもの夢を叶えてあげるっていう、なんかそんなん知らん?」
「あの子、嵐の櫻井君が大好きやねん。櫻井君がお見舞いに来てくれたら、きっと病気が治るような気がすんねん」

随分前ですが、テレビで病気の少年の「電車の運転手になりたい」という夢を叶えるという、ドキュメンタリーを見ました。そして、やはり凄いものです。夢を叶えようとするその少年は、今までに無く目の輝きが増し、夢を叶えた後、病気をも克服するというものでした。

ネットで調べた結果、出てきました。

メイク・ア・ウィッシュ・オブ・ジャパン

ちょっと、オジサンも協力したくなりました。いても立ってもいられなくなりました。応援したいと思います。

是非とも、メイク・ア・ウィッシュ・オブ・ジャパン
のホームページもご覧ください。

内容に感動しました。「夢を叶えてあげる、ではダメなんです!叶えようとするする想いをサポートすることが大切なんです」という趣旨には、まさに共感しました。

今回のことから、長女や長女の友達、そして病気と闘う彼女が、大きな成長をしたらいいな〜、と願っています。

2008/06/11

父性、母性、子ども性

人が心身ともに健やかな成長をするためには、周囲の人間からのサポートが欠かせない。

運動能力、学習能力成長に必要な3つの要素として、ある教育学者は

受容感

有能感

統制感

という言葉を用いて表現している。

有能感・・・ 「自分は、できるんだ」「やれば、できるかも」「自分の良さの発見」などの感覚

統制感・・・ 「努力すればできるよになった」という経験。自分で目標や計画を立て、実行できたという満足感。

受容感・・・自分は、周りの友人や教師、家族などから受け入れられている、という感覚。居場所がある、という感覚。

職場における、社員の成長も同じだと感じる。要するに、成長するということに関しては、大人も子どもも無いということ。

さらに自分なりに考えてみた。

統制感(自己効力感という概念と極めて似ている)が満たされるために必要なことは、「父性」なのではなかろうかと。へこたれそうになった時、厳しい目で叱ってくれる人、しかし厳しさの中にも優しさがあること。これが、父親の子どもへの愛情だとするならば、父性だとするならば、統制感を養うためには、父性が必要であると感じる。

有能感を満たされたければ、母性が必要であると思う。母親の愛情だ。「あなたは、きっとできる子よ」とささやいてくれる、能力を認めてくれる、個性を認めてくれる愛情だ。

受容感が満たされるためには、母性も大切だが、同時に自分を心底受けて入れてくれる仲間が必要だ。友達だ。人は何歳になっても子ども心を持ち続けるものだ、だから童心に返ったように戯れることを許される、友達が何よりも大切だ。母性でもない、父性でもない、「子ども性」が周りにあると、イキイキできるものだ。

スタッフが、すくすくと伸びる診療所にしたい。大切なお子様を、親御さんから預かっているとい感覚で接したい。




2008/05/23

四川大地震から、学ぶこと

日本の緊急援助隊の活動に対して、中国国内で賛辞の声、感謝の声が大きくなっているという。災害現場から搬出した遺体の前で黙祷を捧げる日本隊の写真が大きく報道され、中国人民の心を打ったという。

日本に対して好感を持つ中国人が80%を超えたとも報道されている。

本当は、人間は日本人も中国人も同じ。日本人にも、地震で人気がいなくなった街で、火事場泥棒のようなことを働く輩もいるし、今回、四川州では各地で盗みが横行しているという報道もあった。また、自分の命を挺してでも他人の命を救おうとする、魂の美しい人もいる。それは、日本人であろうと、中国人であろうと。

ただし、もし日本人が今までの歴史の中で、美徳として「惻隠の情」といった考え方を培ってきたのだとするならば、これからの日本はそんな「美徳」をもって、グローバル化に対応しなければならないと感じた。今回の緊急援助隊に賞賛の声が上がったのを見れば分かるように。

日本の美徳は、世界の人々を唸らせるのだから。
2008/05/22

ストーカーと呼ばないで?

宇都宮地方裁判所の判事さん55歳が、ストーカー容疑で逮捕されたとか。

(以下、読売新聞より)
山梨県警は21日、宇都宮地裁判事下山芳晴容疑者(55)(東京都文京区千石3)をストーカー規制法違反容疑で逮捕した。

 発表などによると、下山容疑者は甲府地家裁都留支部長だった2月19日〜3月19日、山梨県に住む20歳代の裁判所職員の女性に対する恋愛感情が満たされないことを恨みに思い、女性の携帯電話に「今度いつ会えるかなぁ」「今何してるの」と面会を迫るメールや、女性を侮辱する内容のメールを十数回にわたって送り付けた疑い。

こういう事件に関しては、非常にコメントが難しい。それは、ひょっとすると自分も「ストーカー」としての要素があるかもしれないから。

人のことを物凄く好きになったら、その人のことをずっと考えてしまい、仕事が手につかないことだってある。昔、好きな人といったお店に、あてもなく出かけてしまう自分がいたりする。

さて、どこからが「健全な思い出」で、どこからが「不健全な想い込み」かの線引きが難しい。

仮に、私が好きな女性にふられたとしよう、合いたい気持ちが募って、その人が乗降する駅に、ついふらっと行ってしまった、そこへ偶然にも彼女が・・・、目があってしまって気まずい雰囲気が流れたとしよう、彼女の方は「きも〜、こいつ絶対ストーカーやわ!」と思ってしまったとする。私には、そんな意図は全くなく、後をつけたワケでもない。駅の風景を見たかっただけ・・・。

さて、これはストーカーだろうか?

こんな思いが胸中去来すること自体は、問題のあることなんだろうか?

「後ろ髪を引かれる想い」「未練」などを感じることは、ある意味人間として、当たり前の情動。

もちろん、ストーカー行為規正法の中には、キチンと整理されているのだろうと思う。線引きもされているのだろうと思う。

だから、言いたい。

今回の判事55歳も、相手が身の危険を感じるようなことをしたのなら、猛反省するべき。

ただし、このオッチャンが20代の職場の同僚に、ほのかな恋心を抱いた事に関しては、「男ってアホな生き物やな〜」と笑顔で理解してあげたい。

人の世が、「男性」と「女性」で構成される限り、人間関係に「色気」が必要なの未来永劫変わらない。

このへんのところは、九鬼周造著、「いき」の構造、を読んで頂きたい。

日本人は、「いき」な人に惹かれる。「男性」には男性的な魅力を求める、「女性」には女性的な魅力を求める心が、必ずどこかに存在している。

もちろん、そこで、職場の部下に芽生えかけた「恋心」をグッと自分の心の中だけで抹殺するのも、「いき」なオヤジなのだが。

いろいろと考えさせられる、ストーカー事件だ。
2008/05/21

なんで?

テレビをつけると、バレーボール女子北京五輪世界最終予選。

なぜか、また日本で開催だ。4年前もそうだった。

なんで?

日本の選手がサーブを打つ、観客が大声で「ソーレ!」の大合唱。さらに会場にはMCまで入る。

相手チームのサーブ、水を打ったような静けさが会場を包む。

昨日の相手はカザフスタン。選手の顔からは、辟易とした様子が伺えた。「日本やってるんだから、日本とはやりづらい」そう思って当たり前だ。

今回は、TBSとフジテレビが交互に試合を放映している。よほど、視聴率が取れるのだろう。

藤原正彦氏は、その著書の中で日本人の美徳として「卑怯を許さないこと」と書かれている。

バレーボール協会のトップには、「卑怯を許さない」美徳が無いように、感じられる。

確かに体格的に劣る日本選手が、世界と闘うことは厳しい。バレーボールなどは最たる例だと思う。しかし、今のようなことをしていてもチーム強化にも繋がらないように思う、長い目で見れば結局、日本のバレーを弱体化させているだけではないだろうか?

本当の実力を知り、改革点を探し、ジュニアの段階から強化をすれば、きっと花が咲く日も来るのではないか?アテネ五輪の男子体操のように。

短絡的で、目先の利益を追うトップが、今の日本女子バレーの弱体化を招いたと感じる。

日本人の美徳は、どこへ行ったのか?と感じる女子バレー、世界最終予選だった。
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